ランサムウェアによる被害

ランサムウェア1とはウイルスの一種である。PC やサーバーが感染すると、端末のロックや、データの暗号化が行われ、その復旧と引き換えに金銭を要求される。また、重要な情報が窃取されることもあり、社会的信用を失うおそれがある。さらに、復旧に時間が掛かる場合、更なる経済的損失につながるおそれもある。

<脅威と影響>
PC やサーバーのデータを暗号化し、データを復旧することと引き換えに、金銭を要求する等の脅迫文を画面に表示するランサムウェアと呼ばれるウイルスの被害が確認されている。暗号化前に重要情報を窃取し、金銭を支払わなければ窃取した情報を公開すると脅迫する攻撃「二重の脅迫( doubleextortion)」も近年確認されている。脅迫に従うことによる金銭的被害に加え、窃取された重要情報(組織の機密情報や個人情報等)の漏えいにより信用の失墜にもつながるおそれがある。

なお、金銭を支払ったとしても、データの復旧や漏えいした情報の削除が行われるとは限らない。

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